つまり、わかったような、しってるような漠然とした全体像の中、自分メガネを通した、歪み屈折した世界で誰もが生きているのです。
それは、どんな博学な人もすばらしい人格者でも例外ではなく、地球上宇宙上(?)のすべてのことを把握しきっている人などいるはずがありません。
みんなそれぞれの環境や興味、専門性を生かした歪な世界に身を置きながら、周囲との接点を見い出し暮らしています。
それ故に、時に自分の世界を押し付け合い、結果争いとなってしまいます。
たしかに世界の全てを把握することは不可能かもしれませんが、自分メガネの歪みや屈折を限りなく減らし、地球との接点を増やすことならできます!
それは正に、自分の中の潜在意識に働きかけ、凝り固まった顕在意識の壁を打ち破っていく作業とも言えます。
自分が見ている世界が全てであり、その視点こそ世界そのものであると何の疑いもなく暮らしてきたわけですから、その向こう側に全く別の事実別の正解があるなどと考えたこともありません。
しかも、その世界は考える意識でもなければ理解する意識でもない、感じるという意識の世界ですから、顕在意識にのみ囚われ硬く蓋をしている人ほど、その存在を捉えることができません。
あるんだろうなーつながりたいなーというところまでは行けたとしても、これかー!と深く感じ切ることができず、潜在意識の手前で扉を見つけられずうろうろしてしまうのです。
つまり、潜在意識を顕在意識で捉えている状態。 奥深くにある魂に火が灯っていない状態とも言えます。
本来私たちは地球に所属する地球の意識由来ですから、誰の潜在意識の中にも地球とつながるへその緒を持っています。
潜在意識と深くつながればつながるほど安心感やすべてへの信頼は不動のものとなり、大きく揺さぶられることもありません。
自分を言い聞かせ納得させるのではなく、ただ感じると言う領域です。
つながりを常に感じながら、自分に直接関わりのあるものや人、情報と影響しあい顕在意識を働かせて生きる。
これこそが、バランスの良い新次元のあり方といえます。
あなたが知っている事は、ほんの少しです。あなたが触れるものは、世界のほんの1部です。あなたの顕在意識はあなたの可能性のたった数%です。
行き詰まってるなら、同じ迷路にはまっているなら、それは飛行機乗り換えのサインです。
次回に続く。